「英語を話せるようになりたいんだけど、何をどのくらい勉強すればいいの?」
英語学習をしている方が必ず疑問に持つ質問にお答えしたいと思います。
私の経験から言うと、これまで中学、高校や大学で勉強されてきた人だと、仕事で英語を使うためには、約1000時間は最低限学習が必要だと思います。
私は、アメリカ駐在する前にTOEICの点数は870点あったものの、スピーキングは片言の状態でした。
しかし、駐在してから1年間で1000時間の勉強をすることで、以下のレベルまで英会話力を向上させることができました。英会話最低限のレベルまでは到達することができたのです。
- Versant Speaking Test:52点(80満点中)。レベルとしては、ビジネスで英語を使うために最低限到達したいレベル。
- 片言のスピーキングからは抜け出していて、自分が中心に行っている業務での議論は対応可能。
- 英語でのメール処理は問題ない。
- 内容次第ですが、1on1の会議は対応可能。しかし、複数人になって、コロコロ話が変わっていく会議の対応は難しい状況。
- 映画は字幕なしでは難しいレベル。
今回の記事では、私の経験を基に、1000時間を使ってどのように英語学習に取り組んできたかをまとめたいと思います。
独学で1日3時間の勉強=1年間 1000時間
以前の記事で紹介したのですが、2018年にアメリカに駐在する前にプログリットというコーチングスタイルの短期英会話コースに通いました。
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そこで、1日3時間の英語勉強を継続していかないとすぐには英語力が向上しないとアドバイスされたので、駐在が始まっても1日3時間の学習つまり、「1年間に1000時間の勉強」を目標に設定しました。
勉強方法は、プログリットで設定してもらったロードマップを基に、私が少しアレンジを加えた方法なので、科学的には適切なやり方で取り組んでいると思います。
英語学習を進める際に、自分がやっている勉強方法はあっているのか?これは正しい努力なのだろうか?と不安になることはよくあります。
できるだけその不安を抱かないようにするために英語のコーチングは非常に有効だと思います。
プログリットでは、無料カウンセリングも実施しているので、だまされたと思って、まずは無料カウンセリングだけでも受けてみてはいかがでしょうか。
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以下、私が主に取り組んだ学習方法のまとめです。
- 瞬間英作文(30分)
- シャドーイング、音読(60-75分)
- オンライン英会話、オンライン英会話予習、復習(45-60分)
- ボキャブラリーの強化(30分)
- +α 発音、音声変化の練習、句動詞の練習、文法(時間があれば)
瞬間英作文
どこかで聞いたことがある学習方法だと思うのですが、簡単な日本語を見てすぐに英語にする練習を行いました。自分が言いたいことを文章化するために実施する練習です。
最初は以下のような中学レベルの文章でいいので、瞬間的に英語が言えるまでトレーニングしました。
彼は、テニスをすることが好きです=> He likes playing tennis.
英語のDiscussionでは瞬発力が求めらるので、まずは基本的な文章で瞬発力を高める練習が必要です。
上の文章を考えずにスラスラいえるようになったら、少しずつ負荷を付けます
彼が帰宅した時、私は本を読んでいました。=> I was reading a book when he came home.
まだまだ、中学英語なのですが、中学で習うレベルの文章を瞬間的に言えるまで練習すると効果的です。
最初に難しい単語や構文が入った英語で練習するとそれだけで頭に負荷がかかってしまうので、まずは中学英語の文章をスラスラいえることを目標に練習しました。
詳しくは、以下の記事に効果的な瞬間英作文のやり方をまとめましたのでご確認ください。
シャドーイング、音読

シャドーイングとは、英語の音声に少し遅れて、聞いた通りに発音していく練習方法です。音声知覚に効果があるトレーニングと言われています。
音読は、英語の文章をリピーティング(ピリオドからピリオドまで、英語の音声を聞いて、その音声を一度止めて、聞こえた通りに発音する方法)してから、スラスラ読めるまで声に出して練習する方法です。
この練習では、英語独特のイントネーションやリエゾンの理解にも役に立ち、リスニング力や英語の語順感覚が身につきます。
シャドーイングで、音声知覚を強化して、あまり意識を集中しなくても英語が聞き取れるようになり、音読で英文の意味を理解をする力を強化するので、リスニング力が向上します。
シャドーイングの効果的なやり方
音読の効果的なやり方
オンライン英会話+予習、復習
最近では、Work from homeが増えておりNative speakerたちとの会議もオンラインで行うので、オンライン英会話を使った練習は、実際の仕事の現場でも役に立ちます。
オンライン英会話をする上では、予習が重要です。自分が最近学んだ、単語、表現や構文を準備しておいて必ず使うようにすると良いと思います。
またその日に話すトピックも準備しておくことをおすすめします。自分の今考えていることや、最近のニュースを紹介してDiscussionすることでも良いでしょう。
私は、DMM英会話を利用してオンライン英会話をしています。DMM英会話には、デイリーニュースという教材があり、毎日更新されるのでよくDiscussionするテーマとして使っています。
デイリーニュースの効果的な使い方については、以下の記事を確認してみてください。
ボキャブラリーの強化

Native speakerと話をしていると比較的簡単な動詞で話している場合が多いのですが、
時々難しい単語も出てくることがありますので(あげればキリがないのですが、中学英語ではない、expedite、disseminateやconvinceなどは良く聞く単語です)、ボキャブラリーも強化していくことがおすすめです。
また、瞬間英作文で中学レベルの文章がスラスラいえるようになると、ボキャブラリー強化で身に着けた単語を中学レベルの文章にはめ込むだけで、様々な文章を作ることができます。
私はDUO3.0やCore1900を使ってボキャブラリーの強化に取り組みました。
発音、音声変化の練習、句動詞の練習(時間があれば)

時間があるときに、発音の練習をしています。発音記号をあまり勉強してこなかったため、この機会を利用して1から学ぶようにしました。
また、リエゾンという英語特有の音声変化についてはYotubeを利用して、学習するようにしました。英語が聞き取れない大きな理由として音声変化があげられますので、1度学んでおくのがおすすめです。
Yotubeを活用した音声変化の学習法は以下の記事を確認してください。
Native speakerと話していると簡単な動詞が良く出てくることに気が付くと思います。
例えば、getやlookといった動詞はよく出てきますし、後ろにつく前置詞や副詞を変えるだけで、簡単にいろいろな表現をすることができますし、会話での表現の幅を広げることができます。
発音や、句動詞については、余力があるときに練習するようにしています。
まとめ
私は、アメリカ駐在から1年間1000時間の勉強で、仕事が何とかできるレベルまで英語力を向上させることができました。
英語を学ぶ緊急性や学習に使える時間は、人それぞれだと思いますので、無理のない範囲で英語学習を進めていきましょう。
- 瞬間英作文(30分)
- シャドーイング、音読(60-75分)
- オンライン英会話、オンライン英会話予習、復習(45-60分)
- ボキャブラリーの強化(30分)
- +α 発音、音声変化の練習、句動詞の練習、文法(時間があれば)
かなり地味な作業なのですが、継続するのが1番大事です。
何かをやりながら英語の勉強をする「ながら勉強」を取り入れたりして、ぜひご自身のできる範囲で継続していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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