英語学習でスピーキング力やリスニング力の強化にシャドーイングが良いと聞いたのですが、どうやってシャドーイングをすればよいのですか?
以上のように、シャドーイングの効果的なやり方を知りたい人の質問にお答えします。
私は、2018年からアメリカに駐在しており、2年以上シャドーイングを含めた英語学習を継続することで英語力を向上させ、Native speakerたちとの議論にもついていけるようになりました。また現地のマネージャーからも評価されるようになりました。
今回の記事では、効果的なシャドーイングの方法についてご紹介したいと思います。独学でも効果的にシャドーイングに取り組むことで英語力を向上させることができます。
こちらの記事から、私が普段行っているその他の英語学習を確認することができます。
シャドーイングとは何か

シャドーイングとは、英語の音声に少し遅れて、聞いた通りに発音していく練習方法です。音声知覚に効果があるトレーニングと言われています。
私が初めてシャドーイングを教わったのは、「プログリット」というコーチングスタイルの短期英会話コースを提供しているスクールです。
2018年にアメリカに駐在する前に、英語の勉強方法を学びたいと思い「プログリット」に通っていました。まずは、リスクなく気軽に無料カウンセリングが始められるのでおすすめです。
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プログリットでも、シャドーイングをメインの学習としており、私が2年以上もシャドーイングを継続することができたのは、プログリットでシャドーイングの方法を学ぶことができ、学習の習慣を作ることができたからです。
シャドーイングは、科学的にも効果が認められており、通訳者になるための訓練方法としても知られています。
シャドーイングの効果としては以下を上げることができます。2年以上継続している私も効果を実感しています。
- リスニング力とスピーキング力を強化することができる
- 音声変化が身につく
- アクセントやイントネーションが改善される
まず、聞き取った音声を瞬時にスピーキングする必要があるので、リスニング力とスピーキング力の強化につながります。
また、Native speakerのスピードについていくには、音声変化をまねながらシャドーイングする必要があり、何度もシャドーイングを繰り返すことで自然と音声変化、アクセントやイントネーションが身につけることができます。
英語が聞き取れない大きな原因として、音声変化を理解できていないことが挙げられますので、シャドーイングを通じてリスニング力の向上が期待できます。音声変化については、こちらの記事も参考にしてください。
シャドーイングの効果的なやり方
続いて私が実践している英語音読の効果的なやり方を各Stepに分けてご紹介します。
- 教材の選び方
- 教材のリスニング
- リピーティング
- リプロダクション
- スクリプト付きシャドーイング
- シャドーイング
Step1;教材の選び方
まず教材の選び方ですが、必ず音源と英語スクリプトがあるものを選んでください。CDの発音をまねしてシャドーイングを行っていきます。
音源の時間は、1分程度が良いと思います。英語音読の教材のレベルですが、難しすぎない教材がよいです。あまりにも難しい文章でシャドーイングを行ってしまうと学習スピードが上がらないので、例えばTOEICを勉強されている方は「TOEIC公式問題集」のリスニングパート3や4を使うと良いと思います。
もし何か教材を購入してみようかなという方の場合は「速読速聴・英単語 Core1900」がおすすめです。英語音読の記事でも紹介しましたが、シャドーイングの教材としても使いました。
文章の長さもだいたい1分程度なのでシャドーイングにも取り組みやすい分量だと思います。
また、無料の教材としては「TED」がおすすめです。英語のスクリプトもありますし、自分の好きな人の演説や自分の興味のある話をシャドーイングすることができます。ただ1つの演説が長いので、1日1分程度に区切ってシャドーイングするのがおすすめです。
私は、スティーブ・ジョブズの演説が好きなので、だいたい15個に区切って何回もシャドーイングを行っていました。
Step2;教材のリスニング
まずは、英語のスクリプトや和訳を見ずに全体を通して何度かリスニングしてみます。
おそらくスクリプトを見ずにリスニングをしていると、ところどころ英語を聞き取ることができない部分があると思います。
次に、スクリプトを見ながらリスニングを行いなぜ聞き取れなかったのかを確認してみましょう。
例えば、”音声変化をしていたため”、”そもそも話されている単語を知らなかったため”、”見れば知っている単語であったが、発音を間違えて覚えていたため”などがあると思います。
ぜひ、聞き取れなかった個所を確認しておいて、なぜ聞き取れなかったのか分析してみてください。
和訳があるものは、このタイミングで確認してみましょう。
Step3;リピーティング
音声を再生し、1文聞いたところでやめます。イントネーションやリエゾンをまねて、1文1文リピートしましょう。英文スクリプトを見ながら、自分が聞き取れなかった部分を意識して英語の速さについていけるようになるまでリピーティングを行いましょう。
Step4;リプロダクション
もし余力があれば、リプロダクションに取り組んでみましょう。英語スクリプトは見ずに音声を聞き、1文終わったら音声を一時止めます。リピーティングでやっていたように同じ文章を何も見ずにリピートします。ただ英語を話すのではなく、イントネーション、音声変化や英語の意味を理解しながら発話することが大切です。
Step5;スクリプト付きシャドーイング
いきなりシャドーイングができるのであれば、このStepはスキップしても大丈夫ですが、シャドーイングはかなり難しいトレーニングなのでStep5としてスクリプトを見ながらのシャドーイングを行います。
Step6;シャドーイング
Step6では、英語スクリプトを見ずに1,2語ずれてから音声を追いかけるようにシャドーイングを行います。何度もシャドーイングを繰り返していると、スクリプトを暗記してしまうこともあると思いますが、暗記したものを発話するのではなく、ちゃんと聞こえてきた英語を1,2語遅れて発話して、音声変化やイントネーションまで再現するようにしてください。
また、できるだけ発話した文章の意味まで頭で意識しながらシャドーイングを行いましょう。
ここまで来たら、掃除、料理や筋トレをしながらの「ながらシャドーイング」で仕上げていくことでも良いと思います。ぜひ、ながら勉強を活用してみてください。
私の場合は、Step1からStep6までで音源を100回程度聞いています。およそ100回程度、リスニング、リピーティングやシャドーイングを繰り返すとその文章を90-100%シャドーイングができるようになるので、それをゴールにしています。
1日で100回音源を聞くのは大変だと思いますので、例えば1日30回やるとして3日間に分けて取り組むことでも良いと思います。1日で仕上げようと思わなくても大丈夫ですし、100回やらなくても90-100%シャドーイングができるようになれば、100回もやる必要はありません。
まとめ
今回の記事では、私が実践するシャドーイングの効果的なやり方をご紹介しました。
非常に地味な練習ではあるのですが、毎日シャドーイングを行うことでNative speakerたちと議論ができるレベルまでスピーキング力やリスニング力を向上させることができました。
ぜひ今回ご紹介したStepを参考にしていただき、声に出しながらシャドーイングに取り組んでみてください。
- 教材の選び方
- 教材のリスニング
- リピーティング
- リプロダクション
- スクリプト付きシャドーイング
- シャドーイング
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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